マーマレードで有名なメーカーはご存知の通りフランク・クーパーですが、それと双肩をなすのがジェームズ・キーラーのダンディー・マーマレードです。私の好みで言うと、メーリング社が作った陶器のデザインは、フランク・クーパーに軍配があがっているような気がします。でもこれはカワイイ！と思ったものは４つ手放さずに持っています。ミニミニダンディー（左から2番目）とミニダンディー（3番目）、それに古いタイプのダンディー（4つ目）です。最近見つけた一番左のダンディーは高さわずか2.5センチ！何に使われてたか。。。。？実はドールハウス用のジャーなのです。1800年代後半、ヴィクトリア女王の子供達はお人形で遊ぶのが大好きでした。それが庶民の間でも流行ったのです。その時に作られたのがこのジャー。子供用と思ってばかにしちゃあいけません。ちゃあんと実際のポットと同じように作られています。手前のジョセフ・バード＆サンズのスコッチマーマレードポットは、お花のリースとリボンが可愛らしい一品。滅多にお目にかかることはなく、私もこれ1つしか扱ったことがありません。土器典美さんが持っておられるのを見て一目ぼれ。苦労して見つけた時には、このポットは汚れと泥にまみれていました。「愛情」という名の磨き粉で磨くとほら、こんなにきれいに。そしてそれは魔法の磨き粉でもありました。大のお気に入りとなったこのポットは、キッチンの一番見えるところに置いて、木製のキッチンツールを入れています。