結構地味な存在なのですが、実はいろんなバリエーションがあるのです。ミートペーストポット。ロゴ好きのPinocoも大好き。いろいろ見た中で、「おお♪これは！」というものだけ残しました。一般的に「ミートポット」と言っても、中央上のブルーのものはシュリンプ（エビ）のペースト。これはとっても重くて陶器が厚いポットです。あとの４つがミート用ですが、茶色文字、花模様柄、珍しい楕円形のポット（右側）とさまざま。クリーム用の陶器ボトルと同じように、ヴィクトリアン時代に使われた陶器やガラスを捨ててある場所に行って「お宝ハンティング」をした結果、土の中から出てきたものが大半です。イギリスは牛肉をよく食べる国民ですが、味をつけてペースト状にした「缶詰の前身」とも言えるこれらのポット、よく見ると表面には「お年寄りや体調の悪い方に」とあります。現代の缶詰のように、ヴィクトリアン時代では気軽に食べられていたのでしょう。