ヴィクトリアン時代の陶器です。イギリスのヴィクトリア女王が在位していた1837〜1901年の「ヴィクトリア時代」は,近代イギリスが最も繁栄した時代で、国内では産業革命がおこり、お隣のフランスではパリ万博が開催されたりと、産業的にも芸術的にも大きな転換期を迎えた時代でした。当然庶民の生活にも変化が現れ、たくさんの生活陶器が作られました。ショップでは写真のような半円のスラブの上に商品をディスプレイしたり、実際にバターやラードを乗せて量り売りしていました。スラブは他に円、長方形、正方形などがあり、文字はMargarine、Cheese、Pure Lard、Butter、A-La-Mode、Fruit、Fromage, Marsha's Sausage（これは超レア）などがあります。いずれも黒文字、または黒の縁取り、シャドー文字で、写真のように、同じ時代に作られた黒文字の陶器たちととても相性がいいのです。