カントリーキッチンのマストアイテム？の一つがキャニスターだと思います。実用的な上、形や色・柄が豊富なこのアンティークは私達を魅了してやみません。Japyのバラとパンジー柄のものなどは、一つでも充分存在感を発揮しています。Ｍｙ　Ｆｉｒｓｔキャニちゃんは、フランス、ＢＢ社の製品でした。色は万能選手の白、波型の縦のラインが全体に入っており、鄙びたゴールドの縁取りと装飾的なフランス語の文字。6個セットでコンディションも良かったためかかなり高価でしたが、私にとってアンティークデビューとなる出会いで、シンプルさと上品なたたずまいに惹かれて購入しました。フルセットというと6個が普通ですが、たまに8個、10個のものも見かけます。フランス製が主流、でもポルトガル、ベルギーのものも。また、イギリスのものは入れ子になっておらず、サイズの同じものがセットになっているのをよく見かけます。6個セットの場合、大きい方から順にＳｕｃｒｅ（シュウクル・砂糖）、Farine(ファリンヌ・小麦粉）、Chicoree（チコレ･ハーブの一種でコーヒーの代用にもなった。今でもノンカフェイン飲料として飲まれている）、Cafe(キャフェ・コーヒー）、Pates（パテ・パスタ）、Poivre（ポワーブル・コショウ）。キャニスターの大きさは、用途の頻度によるのでしょうか。最上段のチェリー柄のキャニスターは、憧れのショップのオーナーさんに譲っていただいたもの。最下段のブルーチェリーは、ショップに出してすぐに売れたものの、忘れられずに探し探して見つけた一品。友人によると、同じものが自由が丘の「Twice」に飾られており、オーナーの王由由さんに「売り物ですか？」と聞いたら「違います！」と言われたとか。Pinocoはびびびと来たら、フルセットでなくても買ってしまいます。揃っているのよりも比較的リーズナブルだからという理由と、1つずつ揃えていくという楽しみもあるのです。