一昔前なら、朝の目覚めはお母さんがお味噌汁を作る時に具を切るトントンという音だったのでしょうが、朝が弱いPinocoは、夫が先に起きて、ハーフブレッド缶からパンを取り出す時のホーローのフタの音です（大汗っ）。さて、1940年頃までに作られたホーローのBread缶。これらはすべてイギリス製です。文字のヴァリエーションは多く、吹き付けにシャドー文字、焼き付け、転写、エンボスなどがあります。文字ではなく、前列中央のように、草原に空のカントリー風景が描かれていたり、牧場に馬が歩いている景色だったり、風車だったり。細かいデザインはヒダがあったり、波ブタであったり、当時の技術の粋を駆使して、気が遠くなるほどの時間と手間をかけて作られたのでしょう。愛しいほどです。パステル色のブルーやイエローの他に、オレンジやピンク、黄色、黒、茶、霜降りのグレーなど、レアなものもあります。身の回りのものを収納するのにも最適ですね。今のPinocoの一番のお気に入りは中央・奥。赤い文字が美しいヒダヒダBread缶。「これ、本当に使ってたの？」と思うくらいのコンディションの良さです。日本ではイマイチの人気ですが、イギリスやアメリカでの人気は高いです。